目次
OpenClaw の Install 手順 (Local LLM 対応)
ここでインストールしたものが OpenClaw のサーバーとなります。 OpenClaw ではサーバーのことを Gateway と呼びます。
インストール先についての注意点
独立した仮想環境にインストールすることを推奨します。 OpenClaw はエージェントとして PC 操作を自動的に行いますので、ファイルが勝手に削除されたり個人情報がアップロードされたりといった問題が発生する可能性があります。 特にパラメータ数が少ないモデルを利用している場合はエージェントが暴走しがちなのでご注意ください。
- これを書いている人は自宅の PC に proxmox を入れており、仮想マシンに Ubuntu を入れて LAN からも隔離した状態で OpenClaw を走らせています。
- 普段使用している PC には絶対にそのまま入れないでください。
- Windows の WSL2 を使用する場合は Docker を使用してアクセスできるリソースを可能な限り制限してください。
インストール手順 Mac
Node として他の Gateway に接続できます。GUI インストーラーがあるのでそれに従います。
自分自身に Gateway をインストールする場合は Linux とほぼ同様の手順で行うことができます。(未確認)
sudo lsコマンドを実行してパスワードを聞かれたら入力しておきます- 一度 sudo を実行しておかないと次のコマンドが失敗するため。
- インストーラーのコマンドを実行します。
curl -fsSL https://openclaw.bot/install.sh | bash- 全部自動で行われるので、時間がかかりますがあとは待ちます
- インストーラーが始まったらあとは Linux の手順同様 LLM の選択やキーの入力、Channel への接続などを行います
- Skip してあとから行っても構いません。
インストール手順 Linux
- 以下の手順は Ubuntu 等の Debian 系 Linux を想定しています。
(1) OpenClaw インストール
- 公式のドキュメントの手順通りに行います
Linux の場合
- 「
sudo apt install curl」を実行 - 「
curl -fsSL https://openclaw.bot/install.sh | bash」を実行 - インストーラーが起動するので「共通」に進む
- もしインストーラーが自動的に始まらない場合は「
openclaw onboard --install-daemon」
- I understand this is powerful and inherently risky. Continue?: Yes
- セキュリティリスクの説明をよく読んでから Yes を選択
- Onboarding mode: QuickStart
- もし Gateway (Server) ではなく Node としてインストールする場合は Manual を選びます
- Model/auth provider: 任意の API を選択
- すでに使用している AI サービスの API があればここで指定します。適当に選択だけしておいて、あとから設定することもできます。
- もし ollama や LMStudio 等の Local LLM を使う場合は仮の設定として 「Skip for now」→ 「openai」→「Keep current」 を選びます。
- Select channel (Quick Start): 任意のサービスを選択 または Skip for now
- Discord や Slack などのセットアップができます。
- あとから行う場合は「Skip for now」
- Configure skills now?: Yes
- Show Homebrew install command?: Yes
- Homebrew のインストール手順が表示されるので、OpenClaw のインストールが終わってから実行します
- Preferred node manager for skill installs: npm
- Install missing skill dependencies: Skip for now
- SPACE キーでどれか項目を選択してから ENTER で進みます
- Set GOOGLE_PLACES_API_KEY for goplaces?: No
- Set GOOGLE_PLACES_API_KEY for local-places?: No
- Set GEMINI_API_KEY for nano-banana-pro?: No
- Set NOTION_API_KEY for notion?: No
- Set OPENAI_API_KEY for openai-image-gen?: No
- Set OPENAI_API_KEY for openai-whisper-api?: No
- Set ELEVENLABS_API_KEY for sag?: No
- Enable hooks?: Skip for now
- SPACE キーでどれか項目を選択してから ENTER で進みます
- How do you want to hatch your bot?: Do this later
- Install shell completion script?: Yes
- インストーラーが終了するので Linux の場合はコマンドラインから以下の操作を行います。
- 「
chmod 700 ~/.openclaw」 - 「
. ~/.bashrc」
(2) 使用する LLM の再セットアップ
■ 有料の各種 API を使用する場合
もし有料の API を使用する場合は以下の手順で再セットアップできます。
- 「
openclaw configure --section model」を実行 - Where will this Gateway run?: Local
- Model/auth provider: 使用するサービスを選択
- 以降はそれぞれの API 毎に異なります。インストーラーの指示に従ってください。
■ Local LLM を使用する場合
直接 ~/.openclaw/openclaw.json を編集します。
- models.providers を定義して任意の provider を追加します。
- agents.defaults.model.primary に、使用する provider と model を指定します。
この設定を成功させるためのポイントは以下の 2つです
- 1. provider 名を既存の “ollama” や “lmstudio” と重ならないようにしてください
- OpenClaw にはプリセットの provider として “ollama” 等がすでに含まれておりこれらを上書きすることができません。
- 例えば agents.defaults.model.primary に “ollama/gpt-oss:120b” を指定した場合、必ず localpc (127.0.0.1:11343) の ollama を見に行こうとして baseUrl にアクセスしなくなってしまいます。
- 2. .openclaw/openclaw.json を書き換えて設定を変更したあとは必ず Gateway を再起動します
- 「
openclaw gateway restart」を実行して設定を読み込ませます - openclaw status を実行すると古い LLM の名前が表示されたままで切り替わっていないように見えますがそのままで問題ありません
以下設定例です。contextWindow と maxTokens は、走らせている PC のスペックやモデルに合わせて変更してください。
※ LMStudio/Ollama/Ollama-Cloud 等を使った様々な設定例をこちらにまとめました
Ollama を登録する例。以下の設定を行った場合は、agents.defaults.model.primary に “ollamalocalpc/gpt-oss:120b” として設定できます。
{ ~ "models": { "providers": { "ollamalocalpc": { "baseUrl": "http://<OLLAMA HOST ADDRESS>:11434/v1", "apiKey": "ollama-local", "api": "openai-completions", "models": [ { "id": "gpt-oss:120b", "name": "gpt-oss:120b", "reasoning": true, "input": [ "text" ], "cost": { "input": 0, "output": 0, "cacheRead": 0, "cacheWrite": 0 }, "contextWindow": 65536, "maxTokens": 32768 } ] } } }, ~ }
より詳しくはこちらを見てください。
(3) メッセージングサービスとの連携を再セットアップ
初回のインストーラーでスキップした場合や、あとから別のツールとの連携を追加したい場合などは以下の手順で設定できます。
- 「
openclaw configure --section channels」を実行 - Where will this Gateway run?: Local
- Channels: Configure/link
- Select a channel: 使用するサービスを選択
- 以降はそれぞれのサービス毎に異なります。インストーラーの指示に従ってください。
トラブル対策
もし openclaw status 実行時に「nodes pending failed: Error: gateway closed (1008): pairing required」と表示されていたら
openclaw devices listを実行して、Pending 欄に Request がないか確認します- もし Request があれば以下のコマンドを実行してペアリングします
openclaw devices approve <RequestCode>
例
openclaw devices list を実行
gateway connect failed: Error: pairing required ◇ Direct scope access failed; using local fallback. Pending (2) ┌──────────────────────────────────────┬────────────────────────────────────────────────────────────────┬──────────┬────────────┬──────────┬────────┐ │ Request │ Device │ Role │ IP │ Age │ Flags │ ├──────────────────────────────────────┼────────────────────────────────────────────────────────────────┼──────────┼────────────┼──────────┼────────┤ │ 1de2a12b-10f3-99b3-3fd4-5a33e3e4c46b │ ... │ operator │ │ just now │ repair │ │ de3f3341-632f-998f-3f14-35e122b41d10 │ ... │ operator │ │ just now │ │ └──────────────────────────────────────┴────────────────────────────────────────────────────────────────┴──────────┴────────────┴──────────┴────────┘ Paired (1) ┌─────────────────────────────────────────────────────────────────────────┬───────────────────┬─────────────────────┬──────────────────┬────────────┐ │ Device │ Roles │ Scopes │ Tokens │ IP │ ├─────────────────────────────────────────────────────────────────────────┼───────────────────┼─────────────────────┼──────────────────┼────────────┤ │ ... │ operator │ operator.read │ operator │ │ └─────────────────────────────────────────────────────────────────────────┴───────────────────┴─────────────────────┴──────────────────┴────────────┘
上のように表示されていた場合、以下のように “Request” 欄の ID を指定して承認します
openclaw devices approve 1de2a12b-10f3-99b3-3fd4-5a33e3e4c46b
2つ目も同じように承認します
openclaw devices approve de3f3341-632f-998f-3f14-35e122b41d10
Request 欄の ID はコマンドを実行するたびに変わるので注意
