Android Wear 単体で音楽再生を行うオフライン音楽プレイヤーアプリです。
2014年10月に Android 4.4W.2 への更新が行われ、Android Wear に音楽再生機能が追加されました。 ところが日本ではサービスに対応していないらしく Google Play ミュージックではファイルの転送や再生ができません。 そこで Android Wear 向けの簡単なミュージックプレイヤーを作ってみました。
Android Wear デバイスにはヘッドホン端子がありませんので、音楽の再生には Bluetooth 機器が必要です。 Bluetooth スピーカーや Bluetooth ヘッドホンなどをあらかじめペアリングしておいてください。
v1 ではデータ転送中に曲を再生することができませんでした。一度に大量のデータを転送した場合長時間操作不能となり、いつ転送が終わるのか分からない点も問題でした。
v2 ではデータ構造を変更し、転送途中でも完了した曲があればすぐに再生できるようになっています。
その代わり構造が変わったため v1 とは互換性がありません。 すでに転送済みの曲データがあっても再生できず、Android Wear への再転送が必要となってしまいます。
そのため v2 は別アプリケーションにしています。 すでに転送済みの曲データがあり、特に問題なく利用できている場合はそのまま v1 をお使い下さい。
LG G Watch (LG-W100) + SONY MDR-EX31BN で動作確認しています。
あらかじめ Android Wear 側に再生する音楽データを転送しておく必要があります。
注意点! Bluetooth による転送は非常に時間がかかります。最初は 1 ~ 2 ファイルの少ないデータで試してください。
Android Wear デバイス側で、この Music Player for Android Wear を開いてください。 機能は最小限です。 常にシャッフル再生となります。
Play / Pause / Resume | 音楽の再生。一時停止とその解除 |
Stop | 再生の停止。データ更新の取得 |
Vol + | ボリューム調整 |
Vol - | ボリューム調整 |
Prev | 一つ前の曲に戻る |
Next | 次の曲に進む |
Refresh / 表示の更新 | 転送済みの曲情報を読み直す |
携帯端末で転送ツールを開く | スマートフォン、タブレット側の Music Player for Android Wear を起動します。 |
HOME 画面の通知領域で、再生と一時停止、ボリューム調整ができます。
Android Wear の DataApi を使って同期オブジェクトとして登録しています。オフライン状態でもいつでも登録が可能で、通信可能な状態になったタイミングで同期が行われます。
転送を完全に Android のシステム任せにすることができる反面、アプリケーションに付随する asset としての位置づけになっています。そのため他のアプリケーションから参照できるような汎用的な構造にはなっておりません。
Pause (一時停止) ではその場から再開できるようにプレイヤーのインスタンスが残っています。
Stop (停止) では、可能な限り必要なインスタンスを解放する構造になっています。可能な場合 Player のバックグラウンドサービスも停止させます。