WindowsMobile5.0 romakeywm v1.10 2007/05/04 Hiroyuki Ogasawara ●はじめに romakeywm は、W-ZEOR3 や EM・ONE の内蔵キーボードで、効率よくローマ字入力 できるようにするためのプログラムです。 かつての SHARP の電子手帳 (PA-8500/PA-9500等) と同じように、専用の ・子音キー[K][S][T][N][H][M][Y][R] ・母音キー [A][I][U][E][O] を分けて配置します。これらは左右の手に振り分けます。 またZERO3 はキー数が多いので、濁音用子音キー[G][Z][D][B]や、拗音用母音キー [YA][YU][YO] なども独立して配置しているのが特徴です。(8母音キー式) ●対応機種 ・WindowsMobile5.0   ・EM・ONE (S01SH)   ・W-ZERO3 (WS003SH/WS004SH)   ・W-ZERO3[es] (WS007SH) ●利用条件 フリーソフトウエアです。自己責任の範囲で自由にお使いください。問題や障害が 生じても作者は責任を取れませんので、重要なデータはあらかじめバックアップを とっておいてください。 ●インストール方法  (1) このプログラムは em1key のスクリプトで記述されています。まずは    em1key v1.21 以降のインストールを行ってください。   http://hp.vector.co.jp/authors/VA004474/wince/wince.html#em1key  (2) アーカイブ内のスクリプトファイル scriptcommand.txt を、em1key を    インストールしたフォルダ     \Program Files\em1key    にコピーしてください。  (3) em1key を一旦終了させて、もう一度起動します。    scriptcommand.txt を読み直すためです。  以上で完了となります。 ●アンインストール方法  不要なら em1key ごとアンインストールしてください。  もしくは元の scriptcommand.txt に設定を戻してください。 ●使い方 内蔵キーボードで IME が on の場合下図のキー配列になります。 Ctrl と併用した場合、または IME が off の場合は、キーの刻印どおりの配列に 戻ります。 左手用                右手用 ---------------------------------------------  [G] [Z] [D] [B] [P] [わ][を][ん][ー][小]    [K] [S] [T] [N] [A] [I] [U] [E] [O]    [H] [M] [Y] [R] [YA][YU][YO] --------------------------------------------- ひらがな表記 ---------------------------------------------  [が][ざ][だ][ば][ぱ] [わ][を][ん][ー][小]    [か][さ][た][な] [あ][い][う][え][お]    [は][ま][や][ら] [や][ゆ][よ] --------------------------------------------- キー配列以外は通常のローマ字入力と同じです。 右手の母音キー側が 5+3 の 8キーあるので 「きょ」等の「ゃゅょ」が付く文字も、[K][YA] と2キーで入力することができます。 小さい「ぁぃぅぇぉ」は [小]+[A]〜[O] と入力してください。 小さい「っ」は子音キー側の二度押しで入力します。 ●プログラムについて このプログラムは em1key のスクリプトで書かれています。 em1key はデフォルトで付属している設定ファイルが EM・ONE のカスタマイズ用に 書かれているため誤解されるかもしれませんが、単なる汎用のキーシーケンス記述用 スクリプトエンジンです。もちろん W-ZERO3 で完全に動作しますし特に機種を問い ません。プログラムの開発も主に W-ZERO3[es] で行っています。 動作や機能における設定ファイルの比重が非常に高いため、任意のスクリプトを読み 込ませるだけで全く別のアプリケーションとして動作します。 ctrlswapmini 開発時から、テンキーだけでなく内蔵のキーボード側もカスタマイズ したいとの要望がいくつか寄せられていました。キー入力方法などすべての要望に 応えるためにはただの置き換え型テーブルだけでは不可能だったので、少々特殊 ですがこのような実装にしてみました。 2007/05/04 1.00 Hiroyuki Ogasawara